ウィーンの美術史美術館がめっちゃ好き
「今日のお昼休み、頭を使わずに楽しい気分になりたくてウィーンに行った時の写真を延々と眺めていたら「は〜〜〜〜〜好き!!!!」となったので、美術史美術館について語ります。」という書き出しで始まる記事の下書き(2019年に書いたやつ)を掘り起こしたので続きを書いていく。
美術史美術館はリング通りの沿道のすぐそばにある。リング通りとは旧市街をぐるっと取り囲む城壁跡につくられた環状道路のことで、このリングの周りに新王宮やオペラ座、市庁舎、大学など重要な建物が建てられている。旧市街からは新王宮を抜けた先にある。
デメルや有名ブランド店が並ぶコールマルクト通り
新王宮。中央の観光客向けのクラシックコンサートのチケット売りが昔の貴族風の服を着てよく立っている。馬車もいる。
トラムが走っているのがリング通りで、その奥に向かい合って建っている建物の、左側が美術史美術館で右側が自然史博物館。
正面から撮った写真。は〜〜もうこの時点で最高じゃないですか?人がいっぱい立ってますねえ(彫刻)
入り口のドアこんなん。すき。
取手。これ撮ったのは2回目に来た時で、並んでる時からテンション上がっててパシャパシャ撮りまくってた写真の一つ。この取手の立体感すごくないですか?取手にこんな意匠凝らすの??
ドアの取手なんてよくある平たいやつでもいいじゃないですか、でもそうしないでこだわってわざわざこんな装飾つけてるんですよ(知らんけど)、わたしは家具にしてもビルにしてもそういうのが大好きなのだ……
中入ったところのロビーの正面の写真が無いけど、突き当たりに大きい階段があって、半分くらいのところで1階、もうちょっと上って2階、一番上まで行って3階、みたいな感じだった気がする。
これは3階から撮った写真か…?2階…?アーチの奥に見えてる窓が正面入り口の扉の窓だと思われる。奥行きが最高。
もうひたすら写真を載せるだけになってしまうが。
これは3階だと思われる廊下から撮った写真。最早何が好きなのか分からないけど好きな景色。廊下からもこんなん見れちゃうって何?全方位抜かりがない。
これはガイドブックとかでよく見るやつ。美術館併設のカフェ。多分有名。中央の吹き抜けから正面入り口が見えるのがまた良い。
カフェでは初めて訪れた時にマリアテレジアと名前がついてるコーヒーを頼んだ記憶。マリアテレジアというのはカフェオレとかカプチーノみたいな感じに、決まったレシピ?で作られたドリンクの呼称なのだが、お酒が入っていると知っていたはずなのによく頼んだな自分。
確か中央の吹き抜けのところの座席に通されて、そこから見上げて撮った写真。はーー美しいよーーーー
席から撮った天井。わたしは窓自体が建築の好きポイントのひとつなんだが、もう配置が美しい…。自分いい写真撮ってる……。
どこぞのゾーンの天井。かわいい。
展示室の壁紙の色も素敵なのだ。展示室は撮影OKなのを当時確認したはずだが、載せていいのか分からないのでここではやめておく。
載せられる写真はこれくらいだった。こうして見ると少ない。でも数年経った今でも目に焼きついている。またウィーンに行くことがあったら絶対行く。目に飛び込んでくる全てが素敵でいるだけで満たされて、本当に好きな空間なのである。もしかしたら世界で一番かもしれない。(言うほど数多の場所を訪れた訳でもないが)
宮殿の建物を美術館としているパターンはよく見るような気がするが、美術史美術館は最初から美術館としてこの建物が建てられたらしい、というのはロビーにあった館内図のキャプションか何かに書いてあった気がする。そこもまたいい。宮殿が煌びやかで意匠が凝ってるのはそりゃそうという感じだけど、美術館をこれだけ美しく設計・デザインされたというのはなんというかすごく夢のある話だなと思う。建てられた当時、美術館ってどういう位置付けだったんだろう。
建築の話ばかりしてしまったが、有名な作品だったり見応えのある(とは)作品が物凄い数展示されているので、全部じっくり見ようとするとまあまあなエネルギーがいるほど美術館としても充実している、というか多分すごい規模の美術館だと思う。休憩に美味しいケーキとコーヒーを頂けるカフェがあるのがめちゃくちゃ合理的。わたしは美術館で作品を見ること自体も好きなので建築とダブルで楽しめてそれはもう最高。そりゃ世界で一番好きだよ。